お役所仕事、マニュアル人間、面従腹背、税金泥棒
正直、行政機関に対する印象はあまり良い印象はありませんでした(笑)
そんな私が、まさか、行政機関に入ることになるとは…..。
人生何が起きるかわかりませんね!(笑)
入ることになった経緯はこちら↓
行政機関で働き始めて、1カ月半。
流通業界で働いていた僕にとっては、かなりのカルチャーショックがありました。
まだショックを受けている部分もあります。。。。
働き方は、サッカーと野球の違い!!
そんな気がしています。
ショック①時間の考え方
時間に対する考え方が全然違います。
これは民間と行政というよりも、うちの行政機関の特徴と言えるのかもしれません。
メールは基本的に1日以上たたないと返信がありません。
即レスなんてほど遠い…..。
一週間後にふつうに返信が返ってくる
2週間くらい遅れると「お待たせしました」
なんじゃそりゃという感じです。
時間の考え方の違いの背景としては
・国の発展、成長を生業にしており、時間軸が違う(日々の売上や業績を追われるわけではない)
・決裁プロセスがながく、メールも超長文で来るため返答に時間がかかる
・海外の途上国が返信は遅く、それが普通になっている
そんなことがあるのではないかと思慮しています。
私の勤めていた民間企業では、メールは簡潔に要点を絞って、すぐに返信する(1時間以内)だったので、違いますよね~
ショック②日本語へのこだわり
国家公務員は、大量の決裁文章を書き、大量のメールをやりとりします。
一つの決裁に別紙が50資料
しかもそれぞれ100ページ以上あるなんてこともザラになります。
別紙と別添の違い
日本語の表現
決裁事項とは何か
細かく決められています。
日本語へ強いこだわりを見せる理由は、
公文書として、行政文書として開示請求の対象であり、透明性や公平性を常に求められるから。
個人的には、大学院時代も一言一句直した気がしますが、それを超えていますね。
日本語にこだわる一方で、引用や図表の挿入、文字の中央揃えなどはあまり意識されていない。
何事もバランスが大事かと思うのですが、もう少し書類を減らす、承認プロセスを減らすなどをした方が良いのではないかと思っています。
あとは、何か言葉を言い間違えたり曖昧な表現は間違いなく指摘されます。
話し言葉、書き言葉、難しいです。
人生で一番日本語の使い方について考えさせられている日々です。
ショック③お金の考え方
行政機関なので、「稼ぐ」という考え方がありません。
お金は予算として、毎年度国への予算要求によって降ってきます。
基本的には、前年よりどれだけ増やすか、自部署の予算をどれだけ獲得するかに焦点が集まります。
経費を削ると社長は儲かりますが、行政は経費をかけると自部署の予算が増えます。
不思議な感じですよね、不思議です。
だから自部署にとっては必要な経費だとしても、国民からは不必要だと思われる経費ととらえられることもあるんでしょう。
効率化の余地は大きいんだろうなと思います。
どうしたら、改善できるんだろうな。
トップが業務改善と掲げて、KPIとして各省庁に落とし込むしかないような気がする。
全省庁20%の予算を削減してください、削減率が高い省庁には追加の予算を配分します、みたいな。
業務の効率化に伴い、人事配置の最適化も実施するみたいな。
再配置に伴う退職金は支払う、希望退職制度みたいな。
民間はお金を稼ぐ、行政はお金を使う
単純にその違いかなと思います。
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