31歳になりました。
正確には、残り数日で31歳になりますが、少し早く31歳になったつもりで1年を振り返りたいと思います。
まずは率直に31歳になった感想
率直に31歳になった感想としては、「もう31歳なんだ、早いな」という感じです。
20歳前後で思い描いていた30代のイメージはもっと大人でクールで、成功しているイメージ、印象がありました。
他方で、いまの自分は、精神的にもあまり20歳前後と変わっていないのではないかな、と思っています。大人のイメージがありましたが、まだまだ子供な気がしています。
結婚したり、子供ができたりすると、もっと大人になったと感じるのかな。社会的にも立派な大人になっているとみられるのだろうか。
そういうわけで、まだまだ独り身の気ままな感じが続いておりますね。
30歳の1年を振り返ってみて
30歳の1年はあっという間に過ぎ去ってしまった。まだまだ20代だもん、と思いながら30歳の誕生日を迎えたのが、ついこの前ですか、あっという間に30歳も終わりました。
30歳の1年間は、ここ数年の中では比較的に安定していた1年だったような気がします。
公的機関で働きながら、副業として中小企業診断士活動、執筆活動、ボランティア、またプライベートでは老若男女問わず色々な方にお会いし、ジムにも通い始め、海外旅行をするなど、いわゆる「一般的な」暮らしをしていたような気がする。公的機関では海外出張に行ったことも印象的だ。
というのも、これまでは、仕事を辞めて大学院に行ったり、前職に在職中は中小企業診断士の勉強に勤しんだりと、いわゆるサラリーマン、一般的な生活とは少し距離があったような気がする。当時はすごく必死で、もがき苦しんでいたよね。
30歳の1年をどのような1年だったか、一言で表すとすると、キョロキョロしながら周囲の様子を観察したということだろうか。サッカーで例えると、攻めや守り色んな場面に顔を出してパス交換して周囲との信頼関係や相手の様子をうかがっていたという感じかな。
10年後の40歳に日本とラテンアメリカの架け橋となる事業を経営したい、そんな漠然とした目標に向かって、本業を通しては、ラテンアメリカと日本で実際にどのような仕事が行われているか、どのような関りがされているか、留意点は何か、ラテンアメリカ諸国の違い等のラテンアメリカとの事業の解像度が少し明るくなった。出張に行って本部と在外拠点の関わりやコミュニケーション、マネジメント方法なども非常に勉強になった。
副業を通しては、日本における中小企業診断士診断士業界が少し解像度が高くなった。診断士協会の受注状況、どのような人がいるか、メーリングリストが流れてくるか、何に困っていて問題意識を持っている人が多いか等々、実際にセミナーやイベントに参加する中で、理解が深まったと思う。これまでは、協会は何で、どんなことをしていて、なぜ役に立たないか(噂では聞いていたものの)を体感としては理解できていなかったように思う。
執筆活動を通じては、論文を書くための一連の流れを知ることができた。先行研究の調べ方、活かし方、課題設定や解決策の提示、それが理論にどのような貢献をするかについての考察等、これまではよくわかっていなかった、アカデミックの世界に触れることができた。書いていて感じるが、第三者に誤解なくかつ論理的に伝えることは非常に難しく、また文字である課題について論理的にまとめている文章は後々非常に有用であると思う。後世にわたり、同じように伝えることができるからだ。その素晴らしさは、論文を書いてみてはじめてわかったことだろう。
四ツ谷診断士会(コンサルファーム起業)を通しては、改めて事業運営の難しさを痛感する。人を集客すること、顧客に対して価値を提供し続けること、経営者自らがコミットし続けること、非常に難しいと感じる。他方で大変ではあるものの、やりがいを感じる、充実感を感じることについては疑いようのないことである。理念という名の自分のビジョンや目指す姿を掲げ、共感する人を集めながら実現する。素晴らしい生き方であると心から感じる。また、課題も山積していることも事実である。本業との兼ね合いでコミットがあまりできていないこと、将来ビジョンと会の方向性に若干のズレが生じていること、そもそも事業会社の方が興味があること(事業会社を起こすことに興味はあるものの、どの業界、業種の事業会社かについてはまだ決まっていないのだが)。成果としては、17回も続けてこれたこと、ホームページの作成や受注の提案などを始めていることなどであろう。
他にもプライベートでは、ワークライフバランスのとれた公務員であること、都内に勤務し残業もコントロールできることなどを存分に生かし、多くの人に会うことができた。また、ジムやサイクリング、旅行など趣味の時間にも一部当てることができたことはとても嬉しいことである。これまでは、仕事に深夜まで休暇を問わず追われていたが、若干の心の余裕というか人間らしい生活が送れるようになった気がする。部屋も心なしかきれいな気がする。
31歳に向けて
31歳は、どんな年にしようかな。一言で言うと、新規事業創出のためにもがく1年、種まきの1年にしようと思う。
本業でも公募制の新規事業プロジェクトが採択されたことで、リーダーとして引っ張っていく必要があるし、四ツ谷診断士会、執筆活動、ビジコンへの応募、新規の起業など、もがく1年になると思うし、起業家としての1年目にしたい。
いまの居心地がよくなりつつある世界を飛び出して、長年思い描いていた経営者に向けて、行動を重ねたい。きっと年齢的にもまだギリギリプライドも高くなく頭を下げることができるし、体力・気力もまだあるはず、また新しいことへの柔軟性やケイパビリティもあるはず。
きっとつらいことがたくさんあると思うけど、どんな時も自分を信じてあげたいな、認めてあげたいな。
そんな新規事業創出のための1年のスタートは、ある初上陸の場所に来ている。都心からそんなには離れていないものの、あまり観光地としても開発されておらず、古い町並みが残っている。海があり、地元の飲食店や商店があり、自然があり。例えると沖縄県の地方のような感じすら感じさせる場所である。
金銭的にも社会的にもある程度満足し始めるこの年頃。もう少しだけ新しいもの、もう少し高い視座から眺める未来、現状に満足せずにいつまでも好奇心と行動力を持っていたいと思う。そんな象徴的な旅行になったような気がする。海を見ながらブログを書いたり、仕事の連絡をしたり、勉強をしたり、自分を奮い立たせながら(甘やかせながら)、日々努力を積み重ねたいものだね。
31歳も充実した1年にするぞ!
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